FX大辞典

FXメタトレーダー4&5 一挙両得プログラミング



FXメタトレーダー4&5 一挙両得プログラミング
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最強の二刀流!! 無料自動売買ソフト徹底活用術! 本書オリジナルライブラリーで メタトレーダー4の自動売買プログラムを バージョン5に簡単移行!  「高性能なのに、無料で体験できる取引ソフト」として、世界中のFX(為替証拠金取引)トレーダーたちから支持されているメタトレーダー4(MT4)。リアルタイムの価格表示、多種多様なテクニカル分析、柔軟な発注方法、指標・売買プログラムの作成、検証、最適化、自動売買、口座管理など・・・・・・計画的なトレードに欠かせない機能が備わったオールインワンソフトだ。しかも、どの機能も高水準で、使い勝手が良い。  なかでも優秀なのが、プログラミングの機能である。MT4のプログラミング言語であるMQL4(MetaQuotes Language Version 4)は、非常に柔軟で、融通が利き、トレーダーの創造性を高めてくれる。  事実、世界中のトレーダーやプログラマーが、大きなコミュニティを作り、メタトレーダーの自動売買プログラムである「EA」の開発に切磋琢磨をしている。まさに「メタトレーダーはシステムトレードの定番」なのだ。  そして、次世代バージョンとして2010年に正式公開されたのが、メタトレーダー5(MT5)である。MT5には、例えば次に挙げるような機能拡張が施されている。  ・株式や先物のトレードにも対応できる板画面機能を搭載  ・1分足や1時間足といった時間枠が9種類から21種類に増加  ・EAの検証データにスプレッドの利用が可能  ・EAの自動作成機能を追加  ・EAだけでなく、作成した指標の検証も可能  ・バックテストだけでなく、フォワードテストも柔軟に設定可能  ところが(日本では特に)人気があるのは、依然としてMT4だ。その大きな理由として、MT5のプログラミング言語であるMQL5が、MQL4の単なるバージョンアップではなく、一部を除き「互換性がない」ことが挙げられる。  MT4で作成したプログラムが、そのままではMT5に、ほとんど再利用できない。これが、MT5への移行に大きく立ちはだかっている“壁”となっているのだ。  しかしMQL5自体は、MQL4同様、発注や決済など、決まった処理をひとまとめにして「関数」という形で定義できる。そして、関数の定義の仕方、使い方という点で、MQL4とMQL5には互換性がある。つまり、関数の定義の内容は異なっていても、その関数を呼び出すときには、同じような形で利用できるのだ。  そこで筆者は、共通の部品となる「オリジナルライブラリー」を作成した。これを利用すれば、自動売買プログラムの“肝”である売買ロジックの部分が、MQL4でもMQL5でも、ほぼ同じような書式で記述できる。  もちろん、完全な互換性はない。しかし、利用するテクニカル指標の宣言の仕方などを変える程度の修正で済むのだ。  本書は、オリジナルライブラリーを利用したMQL4/MQL5プログラムの作成手順について解説した“一挙両得書”である。また、自動売買システムの評価や最適化をMT5でも体験できるよう紹介している。  EAの醍醐味は「自分の理想のトレード」を具体化し、検証することにある。納得のいくEAを作成するには、時間がかかるだろう。しかし結局のところ、納得のいく自動売買を遂行するには、プログラミングについての理解を深めていくしかないのだ。  そしてその理解が深まれば深まるほど、本書には珠玉のヒントが満載されていることに気がつくだろう。 著者紹介 豊嶋久道(とよしま・ひさみち) 1965年山口県生まれ。1988年慶應義塾大学理工学部電気工学科卒業。1993年慶應義塾大学大学院博士課程修了。博士(工学)。大学生のころからC言語プログラミングに親しみ、実用系のフリーソフトウェア、シェアウェアを公開。2003年よりFX取引を始め、システムトレードの道へ。2011年合同会社T&Y総合研究所設立。FX自動売買システムの最適化の研究を行っている。 主な著書に『FXメタトレーダー入門』『FXメタトレーダー実践プログラミング』(パンローリング)がある。 目次 はじめに メタトレーダー4と5 第1章 メタトレーダーの紹介 1-1 メタトレーダー4とメタトレーダー5  メタトレーダーのダウンロードとインストール  メタトレーダーの画面構成  MT5に追加された機能 1-2 プログラミングの流れ  プログラムとプログラミング言語  作成可能なプログラムの種類  MQL4プログラムのフォルダ構成  MQL5プログラムのフォルダ構成  実際にプログラムでトレードをするときの注意点 1-3 本書で使用したサンプルプログラムについて  サンプルプログラムのインストール  サンプルプログラムの著作権について 第2章 MQL4/MQL5プログラミングの基礎 2-1 MQL4プログラミングの基礎  データ型  配列  関数  予約変数  特別な関数 2-2 MQL5プログラミングの基礎  データ型  整数のデータ  実数のデータ  列挙型のデータ  データ型の変換  そのほかのデータ型  配列  構造体  関数でのパラメータの参照渡し  関数のオーバーロード  予約変数  特別な関数 2-3 カスタム指標プログラムの基本  プリプロセッサ命令  指標バッファ用の配列の宣言  外部パラメータ  初期化関数  指標計算関数  カスタム指標の計算 2-4 テクニカル指標関数を使ったカスタム指標プログラム  移動平均  ボリンジャーバンド  移動平均乖離率  カスタム指標の平滑化 2-5 MQL4とMQL5のトレード関数の使い方  MT4でのトレードの流れ  MQL4のトレード関数  MQL4でのポジション情報の取得  MT5でのトレードの流れ  MQL5のトレード関数  MQL5でのポジション情報の取得  MQL5のトレード関数を利用したEAの問題点 第3章 システムトレードプログラミング 3-1 EA作成のためのオリジナルライブラリー  オリジナルライブラリーの基本的な考え方  MQL4用オリジナルライブラリーのデータ構造  MQL5用オリジナルライブラリーのデータ構造  MQL4/MQL5のオリジナルライブラリー関数 3-2 EAの基本構成  オリジナルライブラリーの読み込み  マジックナンバーの指定  特別な関数の記述  価格の最小刻み幅とpip(s)について  コンパイルでの注意点  MQL5の仮想ポジション初期化での注意点 3-3 仕掛けのパターン  エントリーシグナルの生成  順張りシグナルによる仕掛け  逆張りシグナルによる仕掛け  現在形成中のバーの指標値を利用した仕掛け  EAで実際に売買できない場合について 3-4 手仕舞いのパターン  一定値幅での損切りと利食い  トレイリングストップ  テクニカル指標による手仕舞い  時間の経過による手仕舞い 3-5 エントリーシグナルのフィルター  トレンドフィルター  タイムフィルター 3-6 待機注文による仕掛け  IFDを繰り返す注文  条件付き指値注文 3-7 複数のポジションを扱うシステム  複数のポジションに対応してIFDを繰り返す注文  複数の売買システムの組み込み 第4章 ストラテジーテスターを使った売買システムの評価 4-1 MT4を使ったEAのバックテスト  バックテストのための設定項目  過去データの取得  テスターのモデル選択 4-2 MT5を使ったEAのバックテスト  バックテストのための設定項目  過去のデータの取得  テスターのモデル選択  バックテストでの注意点 4-3 売買システムの評価  レポートの見方 4-4 MT4を使ったEAの最適化  最適化のための設定項目  最適化の結果 4-5 MT5を使ったEAの最適化  最適化のための設定項目  最適化の結果  バックテストとフォワードテスト  シンボルの最適化 第5章 MQL4/MQL5関数一覧と互換性 予約変数……436 特殊関数……437 共通関数……438 配列関数……440 変換関数……442 数学関数……443 文字列関数……445日付・時間関数……447 口座情報関数……449 チェック関数……451 マーケット情報関数……453 時系列・指標データアクセス関数……454 チャート操作関数……457 トレード関数……461 大域変数関数……465 ファイル関数……466 カスタム指標関数……470 オブジェクト関数……473 テクニカル指標関数……476 列挙型定数……485 さいごに 付録 本書オリジナルライブラリー MQL4用MyPosition.mqh MQL5用MyPosition.mqh MyDateTime.mqh 索引 図索引 プログラムリスト索引 Column MT4で対応してMT5で対応しなくなった機能 符号つき整数と符号なし整数 MT5で追加されたスプレッドと出来高のデータ スマートフォン向けのプッシュ通知機能 クラスの機能を使った標準ライブラリー EAの自動生成ツール メタエディターのデバッガーとプロファイラー 売買システムとカーブフィッティング

著者名: 豊嶋久道
出版社名: パンローリング
サブタイトル: エフエックスメタトレーダーフォーアンドファイブイッキョリョウトクプログラミング
発売日: 2013年11月21日
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2023年10月7日


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