圧勝の創業経営
北尾吉孝、似鳥昭雄、藤田晋、入山章栄……
ドン・キホーテ創業者の安田隆夫氏が、異能の創業経営者・経営学者を相手に、熱き“知的格闘技戦”を繰り広げる対談集。
●まえがき
本書はおそらく私にとって最後の作品になるが、いま私のなかで改めて、一つの確信が深まっている。
それは、積極的にリスクを取り、挑戦を続ける者だけが、仕事や人生において「勝利」を掴めるということだ。
しかも、目指すべきは単なる「勝利」ではない。「圧勝」である。勝って勝って勝ちまくり、「これでもか」という気迫で大勝ちを取りにいかなければならない。私はこれを「圧勝の美学」と呼んでいる。
そうやって目一杯の果実を収穫しておけば、不運が巡ってきたときに耐え忍べるし、思いきった挑戦をすることも可能になるのだ。
これは一個人の人生だけでなく、日本という国全体にも通じる考えである。
読者の皆さんがこの対談集に感化され、自分だけの“革命”を起こそうと、一歩踏み出す勇気や元気を持つことができれば幸いである。
●目次(一部)
第一章 ビジョナリーカンパニーと創業経営
×北尾吉孝(SBIホールディングス会長兼社長)
◎サラリーマン社長と創業社長は「競技種目」が違う
◎量をこなさないと質は上がらない
◎長く繁栄し続ける企業の共通項とは?
第二章 異能の創業経営者の驚くべき精神構造
×似鳥昭雄(ニトリホールディングス会長)
◎金も知識も人脈もない「恵まれない幸せ」
◎「任せる力」が運を開く
◎後継者は革命ができる人がいい
第三章 経営のことは全て「麻雀」から学んだ
×藤田晋(サイバーエージェント社長)
◎「必ず勝つ」という気迫が勝利を呼び寄せる
◎細かいことを気にして全体を間違える人たち
◎成功者であると同時に大失敗者でもある
第四章 狩猟本能とリーダーシップ
×入山章栄(早稲田大学ビジネススクール教授)
◎社員に「腹落ち」させられるか
◎これから求められるのは「暴走族のヘッド」
◎「いい子」の仕事はAIに奪われる
著者名: | 安田 隆夫/入山 章栄/北尾 吉孝/似鳥 昭雄/藤田 晋 |
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出版社名: | 文藝春秋 |
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ISBNコード: | 9784166615001 |
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発売日: | 2025年07月18日頃 |
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