覚悟を決めたリーダーに人はついてくる
| 覚悟を決めたリーダーに人はついてくる
価格:1,980 円
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最近は、部下に寄り添う傾向のマネジメントが注目されていますが、
本書はやや逆張り、ストイックで力強いリーダーシップの本です。
部下との距離感で悩んでいる、
チームがまとまりに欠けている、
自分自身の能力を思うように発揮できない等、
現場で奮闘しているリーダーに勇気を与える1冊です。
「リーダーなんて、イヤだ。まっぴらごめん」という人が増えています。
「責任をもたされてまで働きたくない。重荷だ」「自由な時間を奪われたくない。窮屈だ」という理由が背景にあります。
また、リーダーになったとしても、言葉の通じない若手に対して、ハラスメントを恐れてお客様扱いの腰の引けた指導に
なってしまい、部下には「上司に魅力を感じない」「ここは、成長できる環境ではないと」思われ、退職していきます。
とはいえ、大きな仕事を成し遂げるには、チームが欠かせません。
そんな現状のミスマッチを解消するのが、リーダーの「覚悟」です。
著者は、チームメンバーは、リーダー自身を映し出す「鏡」であると言います。
部下を一人前にする、育てる覚悟、職場を変える覚悟、
それらを実行して行けば、部下は更に限界を超えて行ってくれるのです。
著者は、厳しいと知られる生保営業業界にて、フルコミッション(完全歩合制)という働き方を選び、
自分自身がトップになるだけではなく、トップクラスの営業パーソンを5000人(うち大勢の所長や支社長に任命される)も育ててきた
「プロを育てるプロ」とも評される方です。
本書で語られる言葉は、
「メンバーは、わかりやすいリーダーを好きになるのであり、何を企んでいるかわからないリーダーには心を開かない」
「メンバーの相談に乗ってばかりではなく、逆に、相談に乗ってもらう」
「相手の言葉よりも“顔”を見て内面を探れ」
「上機嫌なリーダーを目指す、自らの感情をコントロールする強さをもつ」などなど、どれも具体的で、厳しさと優しさに溢れています。
第1章 プレイヤーファーストの文化が一体感を生む
・貢献が根づいたチームが最強
・「どうなりたいか」の前に「どうあるべきか」 など
第2章 自分を磨き続ける人がリーダー
・リーダーとメンバーは単なる役割分担。お互い、その道のプロ
・社内政治で汗をかくのは、メンバーのため
・トップクラスのリーダーは、「上機嫌」な人格者ばかり など
第3章 教え、育て、ときに見守る
・ナレッジ、スキル、マインドを「バイブル」として公開する
・弱点をさらけ出す「もたれ合い」の信頼関係 など
第4章 目標と計画を達成する任せ方
・タスクは抱え込まず、参謀を抜擢し、本来の仕事に集中
・目標はスタートで握る など
第5章 ほめる、引き出す、ときに叱る
・パソコンを閉じて真正面で向き合う
・生保業界の伝統「ディナーショー経営」
・反対意見を論破しない。共感して勝たせる など
著者名: | 早川勝 |
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出版社名: | 日経BP 日本経済新聞出版 |
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ISBNコード: | 9784296124374 |
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発売日: | 2025年06月13日頃 |
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